一応、国立理系院卒。
いつき(@guchi_gucchi123)です。
さて、唐突ですが
筆者いつきは大学卒業後
1年間、学費を貯めてから
大学院に進学をしました。
その1年間でなんとなく
ビジネスマナーを
身につけたいという経緯もあり、
オフィスワーク的な
バイトをしていました。
そのため、
軽く社会性を身につけてから
大学院に進学したという
経験に基づいて、
お話しいたします。
ズバリ!
早期退職して
大学院進学はありか?なしか?
・学部卒でもう仕事やめたい
・大学院に入って専門性を身につけるか迷っている
・就活をやり直したい
結論から申し上げますと、
自分は「あり」だと思います。
その理由をお話ししていきます。
大学院進学のメリット
まずは院卒のメリットです。
個人的に思うことと、
客観的な事実を述べます。
- 院卒は基本給も上がる
- 職種の選択肢は増える
- 就活のやり直しが効く
- 研究面から資料作成・データ解析・実技等のスキルが身に付く
(個人的にはこれがでかい!) - 別に1、2年の遅れなんて気にしなくてもいい!
特に研究から身につけられる
スキルというのは
大学院ならではと思います。
例え、理系の職を希望しなくても、
物事の考え方や
自身の作業効率の上げ方など
仕事に必要な基礎を
伸ばせる可能性も秘めています。
それ以外にも
根性とメンタル修行の良い機会です。
簡単に述べるとこれくらいですが、
大学院進学のメリットについては
下記の記事で詳細を書いております。
大学院進学のデメリット
さて、当然進学には
メリットだけではなく、
デメリットもあります。
- 資金源の問題
- 実質、入学してすぐ6月に就活開始
- 研究との両立は簡単ではない(体験談)
→就職活動への理解が薄い教授もいる - 中退・休学する人は案外多い
- 応募条件に「就業経験がないこと」と縛りのある企業が多い
- 結局は職場の人間関係は入社後じゃないとわからない
(今の自分を見てくれ、転職したぞ。)
個人的にですが、
「就活のやり直し」だけを理由に
大学院に進学しても、
モチベーションが続かず、
休学・中退する人が多いです。
そのため、進学するのであれば
就活以外に何を頑張りたいのか?
目標を明確にすることをおすすめします。
進学・受験費用についてですが、
今からでも稼ぐことはできますが、
ですが、それ以外にも
学費の節約術がいくつかあります。
詳細は下記の記事を見ていただきたいのですが、
要点だけまずはお伝えします。
- 一人暮らしで親の扶養を抜けた状態で
「独立生計者」になることで授業料が免除される可能性がある(国立)
(実家から通う人は厳しいかも…?) - 第1種奨学金はとりあえず借りといたほうがいい(返済免除の可能性がある)
仮に職歴詐称したら?
もし、学部卒業後に
就業経験があったけど、
職歴をなかったことにしようとします。
これを行うと、
マイナンバー・雇用保険の登録の関係で
ハローワークの手続きで
企業が「おや?手続きがうまくいかないぞ」
となる可能性があると思います。
理由としては、
現在はマイナンバー提出が
義務付けられていることもあり、
ごまかすのは不可能だと考えるからです。
また、雇用保険は1度加入すると
退職後、再就職せず
7年間経過すると抹消します。
逆にそれ以外は記録に残ります。
素直になぜ、
早期離職してまで大学院に進学したのか、
きちんとした理由づけが
必ず求められると思います。
大人しく、離職票を
会社に差し出しましょう。
1年以上働いた後の手当について
失業手当(失業給付金)に関しては、
よく調べないと
「不正受給」の可能性があります。
資金源としては
当てにしないほうが良いと思います。
教育訓練給付金も
用途が限られているので、
気になる方はご自分で
お調べくださいませ。
(自分は使っていないので
無責任なことは言えません。)
大学院での就活でよくある質問
自分も大学院で就活をして、
わからないことが
多く周囲によく質問しました。
なので、思い出す限りの
内容をシェアします。
就活に失敗した側の人間ですが!
ガクチカ・自己PRは学部時代のものでもいいの?
問題ありません。
むしろ、そっちの方が多かったです。
正味、入学後2ヶ月で就活が始まるので、
大学院のガクチカ・自己PRを
作るほうが難しいと思います。
ただ、研究・TOEIC・(留学)など
用意できるに越したことはないです。
ガクチカ・自己PRは研究内容の方がいいのか?
そんなことはありません。
応募する職種によって
はガクチカ・自己PR以外に
研究概要を深掘りする
パターンも多いので、
研究だけに特化するのは
危険かと思いますので
学部の就活で使ったものを
使い回すのもアリかもしれません。
研究概要って何書けばいいの?
最も難しい問いになります。
応募している職種によりますが、
基本は中高生ぐらいがわかる内容まで、
簡易化しても問題ないかと思います。
(書類選考も人事が読む可能性を考慮して)
研究内容の深掘りは面接官が
行う可能性が高いので
そちらで専門性のアピールを
するほうがいいかと思います。
(自分は全然上手く書けなかった)
秋以降受験できる大学院も多い
大学院入試は大学入試と違って、
年2〜3回くらい受験のチャンスがあります。
学部を卒業したところの大学院なら
余程の理由がない限り
入学できると思いますが、
気は緩めず院試に向けた
勉強を仕事と両立してください。
応援しています!
ロンダしたい人は猛勉強するか、
もう一年見送る方向でもいいと思います。
大学院に進学してよかった!
今は病んで休職した身ですが、
大学院は人間関係にも恵まれ、
本当に充実した時間でした。
途中病気になって、
寝たきりにもなりましたが…
(休学するほどではなかった)
- 未知のプログラミングへの挑戦(かじっただけ)
- 専門性のさらなる向上
- 妥協しないストイックさ
- 見違えるほどのパワポ
- 授業のレポートをハイスピードで処理
- 研究の頑張りが表彰された
学部の研究では
ここまではできなかった。
ここまでのスキルは
身に付かなかったと思います。
今は就職先で
こんなことになっていますが、
進学したこと自体への
後悔はありません。
むしろ、
「周囲でもやっぱり進学すればよかった」
という声も多く聞きました。
やらない後悔より、やる後悔。
その一言に尽きると思います。
もし、進学で悩んでいる人がいたら、
できるか限りの相談は乗ろうと思います。
自分でよければですけどね。
進学したい人の背中を
押せればと思います。
転職活動で大学院の専門性に救われた
さて、急に転職活動のお話に移ります。
大学院のスキルは転職でも活かせます!
自分自身は新卒で入社した会社を
すぐに休職してしまい、
その後、転職活動に精を出しました。
結果として、1社目より
大企業に、
しかも研究職に、
加えて全ての待遇が上がるという
神企業から内定をいただけました。
これは学部卒では
絶対に無理だったオファーでした。
大学院で研究を頑張って、
本当に良かったと思います。
最後に
自分自身は大学院に進学し、
結果としてそこで身につけた専門性を
転職で活かすことができて
本当に良かったと思います。
お金も時間もかかる選択なので
無理にとは言えませんが、
学部卒の人が
仕事を辞める理由としては
十分だと思います。
ただし、
就活だけを理由に
進学するのは全くお勧めしません。
今一度、自分がなぜ
大学院に進学しようと思っているのか、
目標を明確化することをおすすめします。
コメント