学生生活が懐かしい、
いつき(@guchi_gucchi123)です。
最近、仕事でもスライドを作る作業が増えました。
そして思い出します。
学生の頃は
- 研究室ゼミ
- 計画発表会
- 中間発表会
- 卒論発表会
- 修論発表会
- 学会
などなど、
発表の機会が近づくたびに
うなされていました。
スライドとかポスター作り終わらん!!!
理系の誰もが通る道だと思います。
そのくせ、資料作りは、
ギリギリまで着手しませんでした。
ダメな大学院生の代表だったと思います。
そんな自分でも学生時代、
ありがたいことに
学会で「優秀発表賞」を受賞しました。
そんな、ダメな院卒が
コスパ最強!
短時間でそれなりの質の
発表資料(スライド)を作る方法を
構成面とデザイン面に分けて
お伝えしたいと思います。
今回は構成についてお話しします!
発表練習も大切ですが、
資料がないと発表は成り立ちません!
- 初めて研究室のゼミがある
- どうやって発表の準備をしたらいいかわからない
- スライドや発表がわかりにくいと怒られた
- せっかくならわかりやすい発表をしたい
自分自身の研究理解を深め、
より良いアピールにつなげていきましょう!
わかりにくい、見づらい構成・デザインを知る
個人的にですが、
発表(授業)資料はわかりにくいけど、
発表(授業)が面白かった!
と言う場面に出会したことがありません。
資料は補助であるという意見もありますが、
視覚的ストレスがあると
その発表の価値が下がる気がします。
個人的に思う
いまいち発表な発表の例
- 発表の全体像、進行状況がわからない
(いつ終わる?) - 文字が多くて読む気失せる
(どこが大事なの?) - 目が疲れる
(チカチカ、ガタガタで酔う)
逆になぜ
わかりにくいスライドか
みにくいスライドか、
頭で理解していけば、
それを直すだけで改善されます!
発表・スライドのルールを確認する
研究室や教授、学会によって
スライド作りのルール・礼儀といったものが
違う場合があります。
まずは「指定された書式」があれば、
必ずそれに従うこと。
例えば、
・スライドサイズ
・フォント
・構成
・ページ番号
などなど
初めての発表は仕方ないですが、
できるなら先輩や教授、
同じ学会発表者の
良いデザインを吸収しましょう。
オリジナリティや個性は
ルールを守った先にあります。
スライドのサイズ縦横比を確認
何も考えずにスライドを作ると、
デフォルトでサイズが16:9にのままに
なっていることが多いと思います。
しかし、投影する場合や
複数人のデータを統一する場合には
スライドサイズは
4:3に指定されることが多く、
最初にこれを確認しないと、
16:9→4:3の変更の過程で
デザインが崩れるので注意しましょう!
スライドの構成を学ぶ
ページの枚数は
1枚1分ペースで計算し、
決めていました。
もちろん、スライドの内容で
前後することはありますが、
枚数が多すぎて早口になると
非常にわかりにくい。
文字が多すぎるスライドで、
説明されるとわかりにくい。
非常に難しい塩梅です。
ある程度枚数を決めた上で、
次に決めるべきなのが構成です!
研究発表のスライド構成
研究発表のスライド構成は
暗黙の了解でお決まりのルールがあります。
スライドの名称は多少違っても、
大きな流れがかわることはありません。
- タイトル(+所属・名前)
- 目次(時間があれば)
- 研究背景
- 研究目的
- 材料・方法
- 実験結果
- 考察
- 統括(まとめ)
基本的にこれらがあれば
おおはずしはしないはずです。
タイトルスライド
スライドの本当に表紙の部分です。
基本的に必須事項として
- 発表番号
- 発表タイトル
- 所属・発表者名(共同発表者名)
- 日付
- 学籍番号・講演番号(必要に応じて)
が挙げられます。
この他にイラスト等を入れたり、
凝った表紙を作る場合もありますが、
ここに時間をかけるくらいなら、
もっと他に時間をかけるべき場所も
あると思うので、
余裕があれば凝ってもいいのかな?
と思います。
基本的これら事項は
中央揃え・センタリングで
問題ありません。
目次
発表時間に余裕があれば
作ってもいいかなと思います。
というのも、前述した通り、
研究発表の流れは
大体似たり寄ったりだからです。
正直、ここに割く時間よりも
他に充てるべきスライドがあるなら
そちらに割くべきです。
目次スライドを示すメリットとしては、
オーディエンスに
今から
・なんの話を
・どのように進めるのか
を明確にすることができます。
あらかじめ話しておくことで、
聞き手の飽きや退屈を
防止する効果はあります。
研究背景〜考察まで
ここの内容で
プレゼンの出来が決まると言っても
過言ではありません。
時間をかけるべきはここです。
このストーリー作りは慣れるまで
大変かと思いますが、
コツとしては以下の通りです。
- この研究をやるにあたった背景
- なんのためにこの実験・研究が必要なのか
- どのような仮説を立てているのか
- どのような実験を行ったのか
- どういった結果が得られたのか
- その結果は当初の目的・仮説に対してどうだったのか
- その結果から新たに分かったことは何か
- 最終的に導き出した結論
伝えたいことを意識しながら
物語を作っていきましょう。
変に分量を増やして複雑化せず、
スマートに洗練していきましょう!
その他の内容面の注意点として
以下のものも挙げられます。
- 基本的にスライドの内容の配置は左から右、上から下に。
- ページ番号と総ページ数をスライドに入れる。
- 基本的に、略語だけを書かない。なんの略語か明記する。
- グラフの軸ラベルやグラフのタイトルをつける。
- 引用したいグラフや表が
見にくい場合は自分で作るor調整(ゼミ向け) - 結果のスライドは「目的・仮説」を再び表示し、
対応する形で結果を述べる(慣れていない人向け)
細かいことはまだありますが、
これだけ守っていれば大丈夫です!
総括(まとめ)
最後には総括(まとめ)スライドを表示し、
発表で一番伝えたいことを再度強調します。
一回言ったじゃん!と
思うかもしれませんが、
聞き手は意外と内容を覚えられません。
そして、ここでおおずれしたことを言うと
場が微妙な雰囲気になります。
最後まで気を抜かずにいきましょう。
予備スライドの作成
発表資料として使うのが
メインスライド
質疑応答に備えるために必要な
予備スライドの準備も行いましょう!
この予備スライドは
発表資料と同じファイルですが、
スライド自体はスキップに設定します。
どういうものを
予備スライドに入れるかというと
- 時間がないから割愛したデータ
- 細かい図表の全体図
- 論文紹介でカットした図表
などです。
スマートに質疑応答に対応できると
「メンタルが安定します」
逆に質疑応答で戸惑うと
「メンタルが死にます」
自分の心身の平穏のためにも、
余力があったら、
予備スライドの作成を行いましょう。
発表前の確認・準備事項
ある程度ストーリー立てた
スライドができたところで、
もう一度内容を精査し、
足りないものを用意しましょう。
文章の再確認
まずはもう一度、
スライドの文章をよく読んでみましょう。
長い文章は読むのに時間がかかり、
聞き手が発表を聞かなくなる
原因にもつながります。
以下はチェックリストです。
もう一度、よく見直しましょう!
- 短めの文章になっているか
- キーワードがわかりやすいか
- 1スライド1メッセージか
(1枚当たりの情報量が多すぎないか) - 改行は適切か
- いきなり略語が登場していないか
- 文体(デスマス調、体言止め)は統一されているか
ストーリーの最終確認
発表資料を作っていると、
終わらせるのに必死で、
ストーリーが崩れることがよくあります。
また、実験を行ううちに
面白いデータをとって、
本来の目的とそれた
データばっかりなんてことも。
そして、後からよく考えると、
研究背景と目的の繋がり、
目的と実験、考察の繋がりなど
おかしなことになっています。
この場合はもう一度、
研究背景や目的の見直しを
おすすめします。
バラバラの要素をつなげるのは
簡単なことではないので、
もし近くに頼れる
先輩や教授がいるのなら
この段階で助けを求めるのが賢明です。
大抵、こういったズレは
発表のところで突っ込まれるので、
放置はおすすめしません!
発表原稿の用意
発表初心者の方。
原稿を作りましょう。
各スライドの要点をつなぎ合わせた
メモでも大丈夫です!
なぜなら、
研究発表に慣れていない人が
やりがちなミス。
スライド=原稿
として、読み上げてしまう。
原稿として使うが故に
文字数の異様に多いスライドを
作りがちになります。
大抵、これをやる人は
発表時間を異様にオーバーします。
また、
文字が小さい!
図表がが見えない!なども
ストレスの要因になり、
聞き手の集中力を削ぎます。
スライドとは
相手が一目見て分かるように
情報を伝えるための補助材料!
必要に応じて説明を付け加えましょう。
ストレスフルな資料から
いい発表は生まれません!
慣れている人でも原稿は作ります。
発表時間を守ること、
より洗礼された発表を行うには
やはり原稿は必要不可欠です。
慣れればゼミ発表クラスなら、
不要でも乗り切れるかもしれませんが、
基本的には
スライドはスライド、
原稿は原稿できちんと作りましょう。
最後に
発表資料作りは慣れるまでは大変ですが、
繰り返していくうちに
作業スピードが向上します!
まずはスライドの型・流れを
学ぶことにより、
どんなスライドが必要か
把握することが重要です。
ポイントを押さえて、
学べば、見やすく・わかりやすい
スライド・発表資料が
必ず作れるようになります!
そのため、日頃から丁寧な
資料作りを心がけていきましょう!
資料作りのスキルは
働いてからも役立ちます!
次は「デザイン」について
お話しする予定です!お楽しみに!!!
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